石井均のビジネス企画書

 

石井均のビジネス企画書

 

 

 

私の企画は、新しい金融会社を東京(もしくは名古屋)に立ち上げる提案を致します。私の企画の基本理論は、株式の信用リスク(デフォルトリスク)を求めるというものです。
債券の信用リスクは市場で分かりますから、株式と債券の価格を比較できるというものです。
株式の信用リスクの求め方をご説明いたします。


例 
株式オプション
株価100円
種類 プット
株数 1株
期間 1年
ストライク価格 100円(At The Money
ノックイン価格 1円(デフォルト時を想定)
行使方法 アメリカンタイプ
デフォルト時決済金額 100円(厳密には99円)
プレミアム 1円
デフォルト確率 1円/100円=1%

 

一般式
株式オプション
株価 E
種類 プット

株数 X
期間 1年
ストライクプライス E
ノックイン価格 1円

行使方法 アメリカンタイプ
デフォルト時決済金額 EX
プレミアム 
P
デフォルト確率 P
EX

株式の信用リスク(デフォルト確率)が求められれば、債券の信用リスクと比較して、アービトラージができます。

但し、単純にアービトラージをするだけでなく、この理論を使い、会社を立ち上げる企画をしました。
東京(もしくは名古屋)に新しい金融会社を作ります。株式の信用リスク(通称:石井インデックス)を活用します。一応名前は石井インデックス株式会社にしますが、あくまで仮称です。

1.石井ホールディングス株式会社
  金融持ち株会社。以下の会社を統括する。


2.石井インデックス株式会社
  株式の信用リスク(石井インデックス)を、インデックスとして表示する。

 

  格付け会社の格付けに代わる信用リスクの指標として、投資家の投資判断の材料などに活用してもらう。格付け会社とは違い、主観や判断を一切交えず、株式市場から得られる情報をベースに、個別企業ごとに信用リスクを算定する。対象は世界中に上場されている株式である。収益は、インデックスを表示する画面を有料で提供する。インターネットのホームページに有料画面を表示してもいい。価格は1カ月10万円として、契約数1万人とすると、1カ月10億円の収入となる。(実際契約者数はもっと多いと思う。)

 

3.石井インデックス取引所株式会社
各社債から株式交換レート(理論株価)を計算して、実勢株価と理論株価を比較することにより、株式と債券の投資判断材料を提供する。収益は、理論株価と実勢株価を表示する画面を有料で提供する。

  さらにその理論株価を売買する市場を創設する。金利先物市場のようなイメージである。
取引手法は次のようなものである。私の提案は、各社債から計算された株価の理論値を売買する市場である。各社債の価格(金利)と対応する株価の価値は等しくなる。例えば、社債保有者が社債価格下落ヘッジをしたい場合、社債を売れば簡単ですが、社債を保有しつつ、(私が提案する市場の)理論株式を売却してもヘッジできる。理論株式を売却する方法だと、ヘッジ割合を機動的に決めれるし、元に戻したい場合も、理論株式を買い戻せば簡単にできる。保有資産のリスクヘッジに使えるわけで、クレジットデリバティブと原理は同じ。クレジットデリバティブの場合、マクロヘッジになるが、この場合、各社債に対応したミクロヘッジが可能。反対に保有資産を増やしたい場合も、理論株式を買えば可能。レバレッジ取引が可能で、クレジットデリバティブと原理は同じ。
また、単純にリスクテイクをして収益を獲得したい場合、理論株式の売買がクレジットリスクの売買となる。
債券と株式の信用リスクの差に着目したアービトラージの場合、現物株式と債券の売買も可能であるが、現物株式と理論株式のスプレッドに着目した売買も可能。一般的なアービトラージは、スプレッドが縮まる方向の取引をする。
このように、私の提案する市場は、現物取引から派生する取引を行うもので、デリバティブ取引に他ならない。
対象は世界中に上場されている株式、債券である。世界中に数えきれない取引が発生し、取引全体の総契約件数は数えられない。収益は1件あたりの取引手数料であり、料金は金融先物市場などを参考にすればいいと思う。この市場は東京から世界にアクセスし、世界中の市場参加者からの注文を24時間体制で全て受ける。インターネット上に市場を創設し、ネット取引にしてもいい。

 

4.転換社債、ワラント債、理論値表示会社
転換社債、ワラント債の理論価格を計算して、実勢価格と比較することにより、投資判断の材料を提供する。収益は、転換社債とワラント債の理論価格と実勢価格を表示する画面を有料で提供する。理論価格の算定方法は、例えば、株価100円 転換価格110円の場合、100円のコールオプションの売却で、110円のノックインオプションを付ける、アメリカンタイプのオプション料を計算する。このオプション料の分だけ、金利を低くした債券が、転換社債の理論価格(金利)となる。転換社債、ワラント債の理論価格を計算することは世界初の試みであり、画期的である。

   

5.石井投信株式会社
石井インデックス取引所の取引を活用した投資信託商品を企画し販売する。株式と債券を比較したアービトラージの商品が基本で。同じ会社で期間の異なる債券と株価や、同じ会社で取引されている国が異なる債券と株価など、いろいろ比較して商品を組成する。販売は世界中の銀行や証券会社を通じて行う。インターネット販売も検討したい。

 

6.石井リスクアドバイザリー株式会社
株式と債券の価値の比較ができると、資本構成の最適化の検討もできる。すなわち、企業の総市場価値を最大化する最適な資本構成を特定できるようになる。例えば、ある企業が資金調達をする場合、株価より債券発行の価格の方が割安であると判断できれば、増資するより社債発行により債務を発生させた方が、企業の価値は高められる可能性が出てくる。これまでの企業価値は、株式時価総額で比較してきたものの、ここで提唱するのは、資本構成の最適化による資産価値の最大化である。新しい企業価値を評価するモデルとしても、提案していきたい。

 

8.その他
BIS
規制を作っているバーゼル銀行監督委員会は、信用リスク測定方法として、格付区分ごとのリスク量の測定を定めている。しかし株式信用リスク(石井インデックス)では、格付け会社とは違い、主観や判断を一切交えず、株式市場から得られる情報をベースに、個別企業ごとに信用リスクを算定する。BIS規制における信用リスク測定方法に石井インデクスを採用してもらうことを提案していきたい。仮に実現できたら、石井インデックスに対する注目度は格段に上昇し、石井ホールディングスの業績向上に貢献できることは間違いない。
企業価値の評価方法について、株式時価総額に加え、資本構成の最適化による資産価値の最大化を提案していくため、企業ごとの資産価値を公表するサービスを検討したい。資産価値の最大化が経営方針の指標の一つとなれば、石井インデックスの利用価値が格段に高まる。

私のビジネスプランに興味を持たれた方は、ご連絡ください。よろしくお願いします。

 

 

 

石井 均

住所:464-0850 名古屋市千種区今池5-32-19
携帯:090-6477-3815
メール:hi0815@goo.jp